猫の手も借したい

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1デスクトップ1アプリのすゝめ (KDE Plasma編)

まだまだKDE Plasmaの日本語の情報が少ない(つーかほぼない)のが現状です。
Linuxユーザならそのくらい英語を読むか自力でなんとかしろといった感じではありますが、そこがLinuxへの敷居を高めている一員でもあるのかなと思っているので情報をまとめておきます。実際日本語のコミュニティが栄えているUbuntuなんかはやっぱりユーザが多いようです。

ちなみにUbuntuのメイン環境は17.10からGnomeに戻るようですが、KDE Plasmaも非常に優秀で美しい環境ですのでユーザが増えることを願っています。

仮想デスクトップ

Windows10から仮想デスクトップが追加されたことで、その機能の便利さに惚れた方も少なくないのでは。
macや大抵のLinuxデスクトップ環境では昔から同等の機能がありました。非常に便利なので公式で実装されていなかったWindowsでも再現できる拡張アプリケーションがあったくらいです。

具体的には、デスクトップ画面を複数用意して切り替えられる機能 で良いのでは。
1ワークスペースで作業することと比較して、「ウィンドウがわちゃわちゃしない」というメリットがあります。
これは非常に大きく、効率的にウィンドウをワークスペースに割り当てることで目的のアプリにストレスなくアクセスすることができるのです。
また、余計なものが視界に映らないので作業に集中することができます。

1デスクトップ1アプリ

ここからは私の提唱する仮想デスクトップの使い方です。と言ってもとっくの昔に誰かもう思いついてるんだろうけど。

色々な人の使い方を調べていると、大体が「仕事用にメールとブラウザとOffice!、趣味はこっち!」とか用途で分けている気がします。
それだと結局ウィンドウがわちゃわちゃしてきちゃったりして面倒なのと、私はスイッチのオンオフが下手なので結局それぞれ開いたままブラウザ足しちゃったり作業しちゃったりして意味がなくなることが多いです。

どうやったらうまいことデスクトップ活用できるかなあと思って情報収集しつつぼけーっと考えてた結果以下の感じに落ち着きました。


1. 同じアプリは同じデスクトップ 違うアプリは違うワークスペースを徹底する (ファイラーは別)
2. でも起動するたび移動させるの面倒なので勝手に決めたワークスペースで開くようにしてほしい
3. 頻繁に使うアプリはそれでまとめとけばいいよね

の三点をモットーに運用しています。


まずは、大前提として適当にデスクトップの数を確保します。常用してるアプリ群+1くらいあればよさげです。
KDE Plasmaではシステム設定>デスクトップの挙動>仮想デスクトップから設定できます。
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次にデスクトップ切り替えのショートカットを登録します。
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このあたりは好みの範囲ですが、私はCtrl + F1〜F0で直接そのデスクトップにジャンプ、Ctrl + Allowで隣接デスクトップへ移動にしています。

その他、エフェクトなどの設定もここから変更できます。


次に、指定のアプリを指定のデスクトップで開くように設定します。
システム設定>ウィンドウの操作>ウィンドウルールより変更できます。
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ここでデスクトップを指定することにより、そのアプリはそのデスクトップで開く、というルールを設定できます。その他細かいカスタムが聞くのでいじりたい方は各自参照してみてください。


以上でデスクトップの最適化は終了ですが、もう一つおすすめの設定があります。
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「ウィンドウを並べて表示(すべてのデスクトップ)」を押しやすいキーにアサインしておくことで、すべてのデスクトップのウィンドウを一覧表示でき、感覚的に必要なデスクトップに飛ぶことができます。結構便利です。
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これで結構快適に作業できるようになります。作業領域の不足しがちなフルHDないノートPCを使っている方におすすめです。
また、以上の通りKDE Plasmaはかなり自由度の高いデスクトップ環境です。興味を持った方はぜひ触ってみてください。